開発の背景

医療機関の経営者は、増え続ける規制・改定への対応に追われています。厚労省通知、3省2ガイドライン、診療報酬改定告示——確認すべき一次資料は膨大ですが、事務長やコンサルタントだけでは対応しきれず、「ベンダーの言い値で契約更新」「5年前のマニュアルを放置」という状況が生まれています。

Cursorversは、医療AIガバナンスの伴走支援を通じて、この課題に繰り返し直面してきました。そこでまず、国内の医療AI関連ガイドラインを探すための検索プロンプトを即座に生成できるMVPを https://cursorvers.jp/tools/guidescope/ で公開しました。Google Gemini・ChatGPT・Claudeでそのまま使え、一次資料と実務文書の突合・検証は次フェーズの開発テーマとして進めます。

GuideScope の概要

GuideScopeは、厚労省通知・ガイドライン・添付文書・診療報酬告示などの一次資料を対象に、LLMへ投入する検索プロンプトを生成するツールです。単なる検索キーワード列挙ではなく、国内医療AIガイドラインの探索に必要な観点を整理した形で、Google Gemini・ChatGPT・Claude等ですぐ使える入力文を出力します。

コア機能:文書×文書の突合・検証

現在提供中のMVPでは、国内の医療AI関連ガイドラインを探索するためのLLM向け検索プロンプト生成をコア機能として提供しています。公的な一次資料を効率よくたどる入口を整えつつ、将来的には公的文書と院内実務文書を並べて差分・不足・根拠を提示する比較機能へ拡張する計画です。

  • 1 LLM向け検索プロンプト生成 — 国内の医療AI関連ガイドラインや通知を探すための検索プロンプトを生成し、Google Gemini・ChatGPT・Claude等へそのまま投入できます。
  • 2 次フェーズに向けた比較基盤 — 一次資料と院内マニュアル、契約書、SLAなどの実務文書を突合し、差分や不足項目を根拠付きで返す比較機能の土台を継続開発しています。

ロードマップ(今後の展開)

以下の活用シーンは、文書突合に加えてレセプトデータ・人事台帳・電子カルテなどとの連携技術を並走開発することで、今後のロードマップとして実現を目指します。

  • 3 診療報酬改定の影響分析 — 改定告示・通知から自院の算定に影響する変更点を抽出(レセプトデータ連携が必要)
  • 4 施設基準の充足確認 — 施設基準告示と自院の人員・設備・実績を照合(人事台帳・設備管理との連携が必要)
  • 5 適時調査・個別指導の事前準備 — 保険診療ルールとカルテ記載を照合(電子カルテ連携・PHI対応が必要)
  • 6 補助金・助成金の要件チェック — 公募要領と申請書を突合し、要件の抜け漏れを検出
  • 7 医療AI出力の根拠検証 — AI生成コンテンツの根拠を添付文書・論文と照合し、トレーサビリティを確保
  • 8 医療機器の適正使用確認 — 添付文書・承認条件と院内SOPを照合し、適正使用の逸脱リスクを検出

提供状況とロードマップ

GuideScopeは、Cursorversが提供する医療AIガバナンスサービスの一環として、まずは https://cursorvers.jp/tools/guidescope/ でLLM向け検索プロンプト生成ツールとしてMVPを提供中です。国内の医療AI関連ガイドラインを探索する初動を支援し、Google Gemini・ChatGPT・Claude等での利用を想定しています。

次フェーズでは、一次資料と院内実務文書の突合、診療報酬改定の影響分析、施設基準確認、適時調査準備などを順次ロードマップに載せ、比較・検証まで踏み込んだ支援へ拡張していきます。